ニュースリリース

ブータン留学生の「自殺」が暴いた「深く暗い闇」

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 2019年1月5日午前7時―——。福岡の日の出は東京より30分ほど遅い。曇天も影響し、周囲はまだ薄暗かった。

 JR博多駅から駅1つ隔てた場所にある福岡東公園。目の前が福岡県庁という広い公園だが、土曜の朝とあって、人気はなく静まり返っていた。

 この公園で、ちょうど1カ月前の12月5日朝、ブータン人青年の遺体が見つかった。福岡市内の日本語学校に在籍していたソナム・トブゲイ君(享年24)である。警察は死因を「自殺」と判断した。

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 ブータン労働人材省が主導した日本留学制度「学び・稼ぐプログラム」への批判が、ブータン国内で噴出している。そのきっかけが、2018年12月に留学先の福岡市内で起きたソナム・トブゲイ君(亨年24)の「自殺」である。

 多額の借金を背負い入国する留学生は、何もブータン人に限った話ではない。ベトナムなどアジアの新興国から毎年万単位の流入が続く“偽装留学生”も同様だ。しかし、ブータン以外の国では問題になっていない。なぜ、ブータンだけで制度への批判が高まっているのか。

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 最近になって法務省入国管理局は、留学生の違法就労に対する監視を強めている。出稼ぎ目的の“偽装留学生”が、あまりにも急増したからだ。

 そんななか、1人のブータン人女子留学生が槍玉に挙げられた。「週28時間以内」を超える就労が入管当局に見つかってしまったのだ。

〈どうか私の心情を理解してください〉  日本語学校に在籍する留学生は来日時、6カ月から1年3カ月有効のビザを得ているケースが多い。そのため通常1年半から2年に及ぶ在籍中、ビザを更新する必要が生じる。その際、申請先となる入管当局が女子留学生の違法就労を突き止め、ビザの更新を拒んだ。

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山本けいこ様配信の「Bニュース(http://bhutan.fan-site.net/)」より転載