ニュースリリース

政府は 5月 24日から中東への本国送還便を5便増便する。

コロナウイルスが大流行する中、海外在住・在勤のブータン人が職を失い、帰国を余儀なくされる人が増えている中、政府は国民を連れ戻すための便を手配している。
639人のブータン人が中東から帰国するのは、第4期の送還便である。
昨日の記者会見で外務大臣は、5月 24日から 6月 1日までの間にそれらを帰国させるために 5つのフライトを手配するために計画が練られていることを共有した。
クウェートへの 3便、ドバイへの 1便、クウェート・バーレーンへの 1便の計 5便で、クウェートから 398人、ドバイから 131人、クウェートとバーレーンから 110人のブータン人を避難させる予定である。
外務大臣のタンディ・ドルジ博士は、国内で COVID-19 の患者が増加していることを理由に、海外から来た者に汚名を着せず、非難しないよう一般の人々に促している。
「帰国している人たちは、そのような時期に海外に滞在することが難しいため、そうしているのです。
仕事を失い、給料がもらえず、家賃や生活費が底をつき、病気になっても治療を受けに行く場所がないという人もいます。
私は、政府に海外から同胞のブータン人を連れてくるのをやめてくれとは言わず、国民同士で支え合ってほしいと思います。
問題のない者は海外で働いている」と大臣は述べている。
外務省領事部の情報によると、現在 70カ国に 12,759人のブータン人が住んでいる。
そのうちカナダと米国に住んでいる 70人が帰国を希望しており、外務大臣は、中東を経由して特別便を手配するオプションを模索していると述べた。
これまでに 28カ国から 4400人近く(4348人)が帰国しており、これには特別便、チャーター便、道路輸送を利用して帰国した者も含まれている。


参照:BBS 5月16日
『Govt. will send five more repatriation flights to the Middle East from 24th May』
 http://www.bbs.bt/news/?p=132356


山本けいこ様配信の「Bニュース(http://bhutan.fan-site.net/)」より転載